米国務省は22日、米国とカナダ、北欧諸国が北極圏の安全保障上の課題に取り組むため、対話を一層深めることで一致したと発表した。北極圏の戦略的重要性が増していることを踏まえ、影響力拡大を狙う中国やロシアを念頭に、緊密な連携の必要性を確認した。
トランプ政権のグリーンランド領有要求とNATOの動き
トランプ大統領は安全保障上の懸念を理由に、デンマーク自治領グリーンランドの領有を要求している。北大西洋条約機構(NATO)は米側の懸念に対応するため、警戒・監視活動を強化している。
会合の詳細と参加国
会合は、NATO外相理事会が開かれたスウェーデン南部のヘルシングボリで実施された。国務省によると、参加国はデンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの5か国。共同声明では、北極圏へのNATOの関与拡大を支援することが明記された。
北極圏の戦略的重要性
北極圏は、気候変動による氷床融解で航路や資源開発の可能性が高まり、軍事的にも重要な地域となっている。中国は「近北極国家」を自称し、ロシアは北極圏での軍事拠点を強化しており、西側諸国との緊張が高まっている。



