荒廃のガザで20年ぶり地方選、再建や雇用機会拡大が争点に
【デールバラハ共同】パレスチナ自治区ガザ中部デールバラハで25日、地方選挙が実施された。イスラム組織ハマスが実効支配してきたガザ地区での選挙実施は、2006年以来実に20年ぶりとなる。ガザは約2年に及ぶ激しい戦闘で荒廃しており、再建や雇用機会の拡大などが主要な争点となった。選挙結果は26日に判明する見通しである。
選挙の方式とハマスの対応
今回の選挙は、それぞれ15人で構成される4つの団体から一つを選ぶ方式で実施された。選ばれた団体がデールバラハの自治を担うことになる。ロイター通信によると、ハマスは公に候補者を擁立しなかったものの、一つの団体に関係がある候補者が含まれていた。ハマスは「選挙結果を尊重する」との意向を示している。
有権者の状況と投票の様子
中央選挙管理委員会によると、デールバラハの有権者は約7万人。戦闘による建物などの被害が他の地域ほど深刻ではなく、選挙の実施が可能だった。住民はテントや行政施設に設置された投票所で一票を投じた。
住民の声
投票所を訪れたシャハドさん(23)は「若者の雇用拡大やがれきの撤去が急務だ」と述べ、大学教授や弁護士で構成される団体に投票したことを明かした。同じ団体を選んだワセムさん(35)は「希望をもたらす未来につながってほしい」と願いを語った。



