習近平主席、モザンビークとの戦略的連携強化に意欲 エネルギー協力も推進
中国の習近平国家主席は2026年4月21日、訪中したモザンビークのチャポ大統領と北京の人民大会堂で会談を行い、両国の戦略的連携の強化やエネルギー分野などでの協力に強い意欲を示しました。チャポ大統領は「対中関係を非常に重視している」と応じ、中国と台湾を不可分の領土とする「一つの中国」原則を守ると明確に強調しました。この会談の内容は中国外務省によって正式に発表されました。
中東情勢の影響とアフリカとの連携
習近平主席は会談の中で、緊迫化する中東情勢がアフリカの国々に深刻な影響を及ぼしていると指摘しました。その上で、中国は「アフリカと手を携えて対応し、平和を促進していきたい」と訴え、地域の安定に向けた協力姿勢を明確に打ち出しました。この発言は、中国がアフリカ諸国との関係を戦略的に深化させる意向を示すものとして注目されています。
経済・人的交流・医療など多角的な協力文書に署名
両首脳は会談後、経済や人的交流、医療など多岐にわたる分野での協力文書の署名式に立ち会いました。具体的な協力内容には、エネルギー分野での共同プロジェクトや技術移転、教育・文化プログラムの拡大などが含まれており、両国関係の実質的な深化が期待されます。さらに、「新時代の運命共同体の構築」に関する共同声明も発表され、長期的なパートナーシップの構築を目指す方針が確認されました。
この会談は、中国がアフリカ諸国との外交関係を強化する中で、モザンビークを重要な戦略的パートナーとして位置づける姿勢を鮮明にしたものです。エネルギー資源が豊富なモザンビークとの協力は、中国の経済的・政治的影響力拡大にも寄与すると見られています。今後も両国間の具体的な協力プロジェクトの進展が注目されるでしょう。



