韓国国防省は26日、原子力潜水艦(原潜)の開発に関する基本計画を正式に発表した。同計画によれば、原潜は韓国国内で建造され、2030年代中盤の進水を目標としている。国防省は、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対応する上で、原潜が「核心的な役割」を果たすと強調した。
原潜の技術的特徴
発表された計画では、原潜の原子炉には低濃縮ウランが燃料として使用される。核燃料の交換頻度を最小限に抑え、長期間の連続運転が可能となるよう開発を進める。具体的なスケジュールとしては、30年代半ばに進水させ、その後30年代後半以降に実戦配備することを目指している。
核不拡散と国際協調
韓国政府は、核兵器を保有せず、開発もしないという「確固たる立場」を堅持していると説明。米国と緊密に意思疎通を図りながら、低濃縮ウランの確保や管理において、核不拡散に関する国際的義務を確実に履行していく方針も示した。
今回の計画は、北朝鮮の核・ミサイル能力の高度化に対抗するための抑止力強化策の一環とみられる。韓国は通常潜水艦に加え、原潜の戦力化により、水中での作戦能力を大幅に向上させる狙いがある。



