日米豪印の4カ国は、インドの首都ニューデリーで26日に協力枠組み「クアッド」の外相会合を開催する。昨年1月の第2次トランプ米政権発足以降、中断している首脳会合の実現に向けた道筋をつけることができるかが最大の焦点となっている。
茂木外相が出発、エネルギー協力を議論
茂木敏充外相は25日、この会合に出席するため羽田空港を出発した。中東情勢の緊張が続く中、エネルギー安全保障における連携強化が主要議題の一つとなる見通しだ。首脳会合は2024年9月が最後であり、それ以降は開催されていない。
トランプ政権下での停滞
クアッドは中国を念頭に置いた米国の戦略の一環だが、多国間外交を軽視する姿勢が目立つトランプ政権下では会合が開かれていない。昨年計画されていたインドでの首脳会合は、ウクライナ侵攻を続けるロシアからの原油購入やパキスタンとの武力衝突の停戦仲介を巡る米印関係の悪化により見送られた経緯がある。
今回の外相会合では、こうした課題を乗り越え、首脳レベルでの対話再開への道筋を描けるかが問われる。また、エネルギー安全保障や地域の安定に向けた具体的な協力策についても議論される予定だ。



