中堅航空会社のスカイマークは23日、本橋学社長(50)が退任し、社外取締役の三輪徳泰氏(79)が新たに社長に就任する人事を正式に発表した。三輪氏は6月下旬に開催予定の定時株主総会を経て、正式に社長の座に就く見通しだ。業績の低迷が長期化していることを受け、経営体制を抜本的に刷新し、構造改革を加速させる狙いがある。
新社長の経歴と背景
三輪氏は、スカイマークの事実上の筆頭株主である物流大手の鈴与や、地域航空会社のフジドリームエアラインズ(静岡市)で要職を歴任してきた航空業界の重鎮である。一方、約2年前に社長に就任した本橋氏は銀行出身で、株主総会後に取締役も退く予定だ。
業績低迷の背景
スカイマークは2015年に経営破綻し、その後再建を進めてきた。2023年と2024年には、鈴与がグループでスカイマーク株を投資会社インテグラルから取得し、経営関与を強めている。しかし、中東情勢の影響による航空燃料の高騰など、事業環境は一段と悪化。持続的な成長を実現するため、新体制のもとで構造改革を推進する方針だ。
同社は今後、コスト削減や路線の見直しなど、収益改善に向けた具体的な施策を打ち出すとみられる。新社長のもとで、再び安定した経営基盤を築けるかが注目される。



