デルタ航空は30日、日本発の国際線全路線において、5月および6月発券分の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を値上げすると発表した。中東情勢の悪化に伴い航空燃料の価格が高騰していることが主な要因で、最大で約8割の上昇となる。
値上げの具体的内容
片道運賃では、北米および中南米行きが4月発券分の2万4100円から5万6千円に、ハワイ行きは1万6400円高い3万6800円となる。これにより、燃油サーチャージは大幅に増加し、旅行者やビジネス利用者の負担が増す見通しだ。
燃油サーチャージの仕組み
燃油サーチャージは、燃料費の変動分を航空運賃に上乗せして徴収する仕組みであり、航空会社は燃料価格の変動に応じて定期的に見直している。今回の値上げは、中東地域の緊張が燃料供給に影響を与え、価格が急騰したことに対応したもの。
他社の動き
全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)も、5月発券分から燃油サーチャージを最大約2倍に値上げすることを決定している。北米および欧州行きの便では、両社とも片道で5万6千円となる。これらの値上げは、国際線運賃全体の上昇につながり、旅行需要に影響を与える可能性がある。
航空業界では、中東情勢の先行き不透明感から、燃料費の高止まりが続くとの見方が強く、さらなるサーチャージ改定の可能性も指摘されている。



