NSSKが牧野フライス製作所への買収検討、MBKパートナーズの買収計画に政府が中止勧告
NSSKが牧野フライス製作所への買収検討

日系投資ファンドである日本産業推進機構グループ(NSSK、東京)が、工作機械大手の牧野フライス製作所への買収提案を検討していることが、2026年4月24日までに明らかになった。牧野フライス製作所を巡っては、アジア系投資ファンドのMBKパートナーズが株式公開買い付け(TOB)による買収を計画しているが、日本政府は経済安全保障上の観点から、外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づいて中止を勧告している。

政府の中止勧告の背景

牧野フライス製作所が製造する工作機械は、日本の防衛装備品の製造事業者によって利用されている。政府は、これらの技術が海外に流出することを懸念しており、外為法に基づく審査の結果、MBKパートナーズによる買収計画に対して中止勧告を出した。MBK側は2026年5月1日までに、この勧告を受け入れるかどうかの判断を求められている。牧野フライス製作所およびMBKパートナーズの対応が、当面の焦点となる。

NSSKのプロフィールと実績

NSSKは2014年11月に設立された日系ファンドである。日本企業の支援を重要な目的として掲げており、経営陣による自社買収(MBO)の際や、再建中の企業に対して資金を供給している。具体的な実績としては、私的整理の一種である「事業再生ADR」を申請した調剤薬局「さくら薬局」を運営するクラフト(東京)の買収が挙げられる。NSSKが牧野フライス製作所への買収提案を本格化させるかどうかは、今後の動向次第である。

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牧野フライス製作所の株式市場での動きにも注目が集まっている。政府の勧告を受けて、MBKパートナーズの買収計画が頓挫する可能性がある中、NSSKの提案が新たな展開をもたらすことが期待される。経済安全保障と企業買収のバランスが問われる事例として、関係者の関心は高い。

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