ゼブラ「全必殺技」詰め込んだ6万円ボールペン、予約待ち続出
ゼブラ6万円ボールペン「全必殺技」搭載で予約待ち

老舗文具メーカーのゼブラが、税込み5万9400円という高級ボールペン「THE ZEBRA HAMON」を発売し、大きな話題を呼んでいる。このボールペンは、アルミボディーを一本一本職人が削り出し、インク残量が確認できる窓など、創業以来の技術を結集した「究極のボールペン」として開発された。普段は100円程度の筆記具を扱う営業担当者からは当初戸惑いの声も聞かれたが、発売後は予想を上回る人気で、新たな看板商品としての第一歩を踏み出している。

銀座の高級フロアに並ぶ国産ボールペン

東京・銀座の有名文具店「銀座伊東屋 本店」3階では、楕円形のラインが美しい「THE ZEBRA HAMON」が、モンブランやパーカーなどの高級ブランドと並んで展示されている。同店では発売から数日で完売し、現在は予約待ちの状態が続いている。国内メーカーの高級ボールペンは1万~2万円が主流だが、本製品は万年筆並みの価格帯で、主に30~40代の男性が購入しているという。

魅力は職人技と過去の技術の結集

最大の特徴は、持ち手上部に刻まれた波紋のような模様。職人がアルミの棒から一本あたり1時間以上かけて削り出すことで生まれる。また、ペン先には「エイジングチップ」を採用し、使い始めから滑らかな書き味を実現。さらに、インクの減りが分かる「みえるみえる」窓や、バインダークリップなど、過去のヒット商品の技術もふんだんに取り入れている。開発を担当した研究部の中田裕二郎シニア・プロフェッショナルは、「戦隊もののテレビ番組の最終回で、すべての必殺技を出すようなイメージ。コストが合わずに過去に断念したアイデアも詰め込んだ」と語る。

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高級路線への挑戦と今後の展望

ゼブラは、これまで低価格帯の筆記具で知られてきたが、本製品で高級市場への本格参入を果たした。同社は今後も、技術とデザインを融合させた製品開発を進め、国内外でのブランド価値向上を目指す方針だ。

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