日立製作所、3年ぶりに純利益最高更新 AIデータセンター需要が牽引
日立、3年ぶり純利益最高 AIデータセンター需要牽引

日立製作所は27日、2026年3月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。純利益は前年比30.3%増の8023億円となり、3年ぶりに過去最高を更新した。売上高は同8.2%増の10兆5867億円に達した。

エネルギー事業が業績を牽引

業績拡大の主因は、エネルギー事業の好調にある。特に、人工知能(AI)の急速な普及に伴うデータセンター向け送配電設備の需要が大きく伸びた。AIの計算処理を支えるデータセンターでは、大量の電力を安定供給するための送配電システムが不可欠であり、日立の強みであるエネルギーインフラ技術が評価された。

デジタル事業と鉄道システムも貢献

日立が最も注力するデジタル事業では、顧客データを分析して新たな価値を創造するデジタルトランスフォーメーション(DX)需要が堅調に推移した。また、鉄道の信号制御システムや運行管理システムといった交通インフラ事業も、安定的な収益源として業績を下支えした。

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2027年3月期の見通し

2027年3月期の業績予想については、売上高11兆1000億円、純利益8500億円を見込んでいる。これは、データセンター関連需要の持続的な拡大や、DX投資の堅調さを背景としたものだ。

なお、中東情勢の悪化など地政学的リスクが今後の業績に与える影響については、現時点では不透明な部分もあるが、同社は引き続き成長戦略を推進する方針だ。

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