キッチンカー「ビストロカルロス」が売上トップを記録 分厚いステーキ丼の魅力
ジュワ~ッと音を立てて、分厚い牛肉が鉄板を埋め尽くす光景は、食欲をそそるものだ。キッチンカー「ビストロカルロス」の店主、伊藤信弘さん(53)は、「焼き肉ではなくステーキだからこそ、厚みが重要です。薄すぎると火が入り過ぎてしまうんですよ」と語る。このステーキ丼専門店は、昨年のランチタイムわずか2時間半で30万円近くを売り上げ、キッチンカー約3800台が登録される「SHOP STOP」の中でトップセールスを達成し、表彰されるほどの人気を博している。
長年の経験とこだわりが生んだ成功
伊藤さんがキッチンカー事業を始めたのは1999年と早く、数カ月で一度は中断したものの、2007年に再挑戦を果たした。きっかけは、経営していたバーの従業員からの希望だった。2010年には居酒屋を開業し、そこで人気を集めたビフテキ丼を看板メニューとして、2015年に店名を「ビストロカルロス」に変更。現在では車両を8台に増やし、東京の神谷町、銀座、丸の内、恵比寿、大崎など、各地で長い行列を作り出している。
「負けず嫌いな性格が功を奏したのかもしれませんね」と笑う伊藤さん。その成功の秘訣は、細かい顧客の要望に応える柔軟な姿勢にある。トッピングメニューとして、「おろしぽん酢」「ガーリックバター」「ハラペーニョ」(各80円)や「お肉1.5倍」(400円)など、豊富な選択肢を用意し、一人ひとりの好みに合わせた提供を心がけている。
一番人気の「カルロス・ビーフステーキライス」の魅力
写真で紹介される一番人気のメニューは、「カルロス・ビーフステーキライス」(1080円)。使用される肉は米国産の黒毛アンガス牛で、うまみが凝縮され、驚くほど柔らかい食感が特徴だ。醬油ベースの自家製「ビフテキ丼のタレ」が食欲をかき立て、サルサソースとサワークリームもすべて手作り。伊藤さんが以前、居酒屋でメキシコ料理を提供していた経験から、ステーキにもメキシコ風のアレンジを加えている。
現在も居酒屋を経営しながら、イベント出店でもトップセールスを上げ続ける「ビストロカルロス」。弁当のおいしさで顧客を魅了しつつ、キッチンカー事業に夢と情熱を注ぎ込む姿勢が、多くのファンを惹きつけている。出没先の詳細は、「SHOP STOP ビストロカルロス」で検索すれば確認できる。