南極観測隊42人が任務を終え成田空港に帰国 家族らの温かい出迎えに笑顔
東南極・トッテン氷河沖での集中海洋観測を完了した第67次南極地域観測隊夏隊の隊員42人が、2026年4月6日、南極観測船「しらせ」の経由地であるオーストラリアから空路で成田空港に到着しました。これにより、2月に先行して帰国した隊員らと合わせて、第67次夏隊の全メンバーが無事に任務を終えることとなりました。
夕方の到着ロビーで家族や仲間が「おかえり」のうちわで出迎え
成田空港の到着ロビーでは、夕方の混雑の中、隊員たちの家族や仲間らが「おかえり」と書かれたうちわを掲げて出迎えました。長期間にわたる過酷な任務を終えた隊員たちは、久しぶりの再会に笑顔を見せ、安堵の表情を浮かべていました。
隊長を務めた北海道大学低温科学研究所の青木茂教授(59歳)は、到着後のコメントで「観測期間は長かったですが、期待通りの成果を得ることができ、ほっとしています。まずは落ち着いたら、ゆっくりと温泉に入りたいと思います」と語り、任務達成の喜びと共に、今後の休息への思いを明かしました。
南極観測船「しらせ」は4月23日に横須賀港へ帰港予定
今回の観測任務を支えた南極観測船「しらせ」は、隊員たちをオーストラリアに送り届けた後、日本への帰路についています。現在の予定では、4月23日に神奈川県の横須賀港に帰港する見込みです。「しらせ」の帰港により、第67次南極地域観測隊の活動が完全に終了することになります。
今回の集中海洋観測は、トッテン氷河沖を中心とした海域で実施され、気候変動の影響や海洋環境の変化に関する貴重なデータ収集が目的でした。隊員たちは、極寒の環境下で精密な観測作業に従事し、科学的研究に貢献しました。
南極観測隊の帰国は、国際的な極地研究における日本の役割を再確認させる出来事となりました。今後、収集されたデータの分析が進められ、地球環境の理解深化に役立つことが期待されています。



