帝国データバンク郡山支店が10日に公表した生成人工知能(AI)に関する調査結果によると、福島県内の企業のうち、業務において生成AIを「活用している」と回答した割合は29.5%に達したことが明らかになった。
企業規模別の活用状況
活用していると回答した企業を規模別に見ると、大企業では33.3%、中小企業では29.2%、小規模企業では22.7%となり、企業規模が大きいほど活用率が高い傾向が確認された。この結果から、規模の大きな企業ほど生成AIの導入が進んでいる実態が浮き彫りとなった。
業種別の活用率
業種別では、「製造業」が41.4%で最も高く、次いで「小売業」が31.3%、「建設業」が29.2%と続いた。製造業での活用が顕著である一方、他の業種でも一定の普及が見られる。
主な活用業務
生成AIの主な活用業務として、「文章の作成・要約・校正」が56.4%と最も高い割合を占めた。次いで「情報収集」が12.8%、「データの収集・分析」と「経理・経費計算などの事務代行」がそれぞれ7.7%となった。文章作成関連での利用が圧倒的に多いことが分かる。
業務効果の認識
生成AIを活用している企業のうち、77.0%が「業務への効果がある」と回答しており、多くの企業がその有用性を実感している。一方で、帝国データバンク郡山支店は「生成AIは利便性の高いツールである一方、誤情報の混在などのリスクも存在する。今後はどの業務でどのように活用するかの明確化と、社内ルールの整備が一層重要になる」と指摘している。
本調査は3月17日から31日にかけてインターネット上で実施され、県内の132社から有効回答を得た。調査結果は、福島県内における生成AIの普及状況とその課題を浮き彫りにしている。



