松戸市、生成AIでチャットボット刷新 12日から運用開始
松戸市、生成AIでチャットボット刷新 12日から運用開始

千葉県松戸市は、AIチャットボットによるインターネット総合案内サービスを生成AI(人工知能)を活用して一新し、12日から運用を開始する。市民からの質問に対してより的確に回答できるようになり、対応可能な言語も現在の7言語から最大100以上に拡大される。

生成AIで進化する市民サービス

チャットボットは、質問に対してコンピュータープログラムが自動的に回答するシステムで、チャット(会話)とボット(ロボット)を組み合わせた言葉だ。市は今回、米アンソロピック社の生成AIモデル「クロード・ハイク」を採用した。

市は2021年、新型コロナウイルス感染拡大時にAIチャットボットを導入。職員が事前に約2000通りの想定問答集を作成し、その都度修正しながら運用してきた。しかし、より精度の高い回答が求められていることから、生成AIの活用に踏み切った。生成AIを活用したチャットボットの総合案内は、県内で初めての試みとなる。

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学習機能で回答精度向上

新システムは、市の公式ホームページの情報を幅広く学習し、正確な回答を作成する。質問を繰り返すことで、生成AIが質問者の意図をくみ取り、より創造性に富んだ回答も提供できるという。質問に含まれる個人情報は学習対象外とされ、以後の回答に利用されることはない。

サービスは市のホームページなどからアクセス可能。事業費は月額約34万円のサービス利用料となる。市は利用者に対し、プライバシー保護や情報の正確性について理解を促すため、利活用ルールを策定し公表する。

従来との比較で明らかな差

従来のチャットボットと新システムでは、回答の具体性に大きな差がある。例えば「乾電池の捨て方を教えてください」という質問に対し、従来のチャットボットはごみの種類を列挙するだけだったが、新システムは「有害ごみ」として分別し、専用袋の使用や収集日、注意点まで詳細に回答する。

また「保育課は何階にありますか」という質問には、従来は回答が見つからずリンク先を案内するのみだったが、新システムは「松戸市役所の新館7階」と具体的な場所を答え、担当業務の説明まで行う。

職員負担軽減も期待

市DX推進課は「市民サービスの向上が目的だが、電話などによる問い合わせが減り、Q&Aを作る手間も省けて職員の負担軽減につながるのでは」と期待を寄せている。

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