米国防総省は11日、人工知能(AI)を搭載した自律型戦闘機「XQ-58A」の試験飛行に成功したと発表した。この戦闘機は、有人戦闘機と連携して作戦を遂行することが想定されており、将来の空中戦のあり方を一変させる可能性がある。
試験の詳細
試験は、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地で実施された。XQ-58Aは、AIによる自律制御で離陸から着陸までを完了し、所定の飛行経路を正確に飛行した。同機は、高度なセンサーと通信システムを備え、有人機とのデータ共有も可能だ。
有人機との連携
国防総省の関係者は、「XQ-58Aは、有人戦闘機の『忠実な僚機』として機能する。AIが状況を判断し、自律的に行動することで、パイロットの負担を軽減し、戦闘効率を向上させることができる」と説明している。
将来の展望
国防総省は、今後さらに試験を重ね、2020年代後半の実戦配備を目指す。この技術が確立されれば、戦闘機の運用コスト削減や、危険な任務への投入が可能になる。
一方で、AIが自律的に攻撃判断を行うことへの懸念もあり、国防総省は「AIの行動には常に人間の監視が伴う」と強調している。
- XQ-58Aは、最大速度マッハ0.85、航続距離約3,000キロメートル。
- 機体はステルス性能を重視した設計。
- 搭載AIは、機械学習により戦術を自己最適化可能。



