高速誤進入車両をAIで自動検知、中日本高速が新システム開発
高速誤進入車両をAIで自動検知、中日本高速が新システム

中日本高速道路株式会社(本社・名古屋市)は、高速道路の工事現場における作業員と車両の衝突事故を防止するため、人工知能(AI)を活用した自動検知システムを開発したと発表した。このシステムは、工事規制エリア内に誤って進入する車両を自動で検知し、作業員に危険を知らせる仕組みとなっている。

システムの仕組みと特徴

開発されたシステムは、作業車両などに小型カメラを取り付け、高速道路上の規制エリアに誤進入する通行車両を検知する。検知すると、警告アラートが作動し、作業員に危険を知らせて速やかな退避を促す。約250メートル先からの検知が可能で、夜間でも使用できるのが特徴だ。中日本高速道路は、このシステムを高速道路会社や関連企業に販売し、安全対策を推進する方針である。

背景と事故状況

中日本高速道路によると、同社の管轄エリアでは2021年度から2024年度にかけて、作業員の死亡事故が3件発生している。誤進入事故は増加傾向にあり、高速道路3社(NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本)で2018年度から2022年度に発生した誤進入事故のうち、確認できた原因の約9割が漫然運転や脇見運転などの前方不注視だったという。このような状況を受け、AI技術を活用した新たな安全対策が求められていた。

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今後の展開

中日本高速道路は、本システムを自社の工事現場だけでなく、他社への販売も視野に入れている。これにより、高速道路全体の安全性向上を目指す。同社は「AI技術の活用で、作業員の命を守る環境を整えたい」とコメントしている。

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