衛星画像とAIで田植え施肥自動調節、関市で実演会 スマート農業推進
衛星画像とAIで田植え施肥自動調節、関市で実演会

岐阜県関市の水田で、衛星画像を人工知能(AI)で解析し、施肥量を自動調節しながら田植えを行う田植え機の実演会が9日に行われました。この取り組みは、県が推進するスマート農業技術の普及活動の一環として実施されました。参加した農業者や農協関係者ら約50人が、実演を通じて新技術の効果を確認しました。

衛星画像とAIを活用した施肥自動調節の仕組み

今回実演された田植え機は、田植えと同時に苗の根元に施肥を行う方式を採用しています。従来の全面施肥に比べ、肥料の利用効率が高い手法として普及しつつあります。特徴的なのは、施肥量の自動調節に衛星画像を活用している点です。

AIが衛星画像を解析し、作物の生育傾向を色分けした水田の地図を作成。このデータをもとに、エリアごとに最適な施肥量を算定した地図を生成し、田植え機に読み込ませます。田植え機はエリアに応じて施肥量を自動調節しながら、同時に田植えを行います。

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期待される効果と今後の計画

この技術の導入により、以下の効果が期待されています。

  • 水田の状況が可視化され、生産性の低いエリアの対策が可能になる
  • 施肥の調節により、収量や品質の向上、生育の平準化ができる
  • 適正な施肥によるコスト低減と収益性の向上

今後は、病害虫のリスク診断を参考にした防除や、ドローンを使った追肥実験などを実施し、来年1月下旬に一連の実証結果の報告会を開く予定です。

参加者の声

実演会で田植え機の運転を体験した県農業イノベーション推進室長の稲垣俊介氏は、「これからは農業技術を使うだけでなく、生かしていくことが重要。正確なデータを使い、状況に応じた作業をすることで、生産性や効率性を高めるため、スマート農業技術の普及に努めたい」と述べました。

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