あのイルカが、約20年ぶりに帰ってきた。文書作成ソフト「ワード」や表計算ソフト「エクセル」などで利用者の操作を手助けしてきたアシスタントキャラクター「カイル」が、最新のAI技術を搭載して復活を果たした。
カイルとは何か?
カイルは、マイクロソフトの業務用ソフト「オフィス」上で動作するアシスタントキャラクターとして、1997年に初めて登場した。オフィスの日本語版のみで提供され、操作方法や機能説明をまとめたヘルプファイルの中から、利用者の質問に関連する項目を探し出し、紹介する役割を担っていた。
軽やかな動きと豊かな表情
カイルは、軽やかな動きと豊かな表情で多くのユーザーに親しまれた。しかし、その一方で、画面上に頻繁に現れることから、「お前を消す方法」などと検索して非表示にするユーザーが相次いだことでも知られている。2006年、オフィスの仕様変更に伴い、カイルはひっそりとその役割を終えた。
20年ぶりの復活
そのカイルが、今年4月に装いを新たに復活した。今回は、AI機能を搭載し、より高度なサポートが可能となっている。日本マイクロソフトが提供する動画では、カイルが画面上で楽しそうに動き回る姿が確認できる。
AIによる進化
新たなカイルは、従来のヘルプ機能に加え、自然言語処理や機械学習を活用して、ユーザーの操作をより的確に支援する。例えば、ワードで文章を作成中に「この部分を強調したい」と話しかけると、カイルが適切な書式設定を提案する。エクセルでは、データの分析やグラフ作成を手助けする機能も備えている。
ユーザーの反応
カイルの復活に対し、SNS上では懐かしむ声や「また消す方法を調べることになりそう」といった冗談めいたコメントが寄せられている。一方で、AI搭載による進化に期待する声も多く、今後の活躍が注目される。
なお、カイルはオフィスの日本語版でのみ提供される予定で、他の言語版への展開は現時点では未定とされている。



