菊池洋子、バレエ音楽のピアノ編曲アルバムを発表
ウィーンを拠点に日欧で活躍するピアニスト、菊池洋子が、バレエ音楽のピアノ編曲を集めたユニークなCD「バレエ・ファンタジー」(キングレコード)をリリースした。収録曲には「くるみ割り人形」「コッペリア」などが含まれ、バレエとピアノの両方のファンが楽しめる内容となっている。
菊池は自身をバレエファンと公言し、音楽の基本はダンスのリズムであると常に意識しているという。「バレエの身体表現は、ピアノを弾く際の歌い回しや息遣いの参考になります」と語る。
今回のアルバムでは、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」を作曲者自身の依頼で弟子のタネーエフが編曲したバージョンや、ヨハン・シュトラウス2世が残した唯一のバレエ音楽からの編曲など、珍しい作品が並ぶ。バレエとピアノの魅力を融合させた一枚に仕上がっている。
今年春には、ウィーン国立歌劇場のバレエ公演で、マルティヌーのピアノ協奏曲第1番の独奏を担当し、バレエとの共演という夢を実現させた。「音楽を異なる視点から眺めることができ、より自由に演奏できるようになりました」と菊池は振り返る。今月末から来年2月にかけても、複数の公演に出演する予定だ。



