高中正義&ANRI、シティポップ人気で合同公演 海外ツアー成功を報告
高中正義&ANRI、シティポップ人気で合同公演

ギタリストの高中正義さんと歌手のANRIさんが11日夜、東京・江東区のSGCホール有明で合同コンサートを開催した。この公演は、13日に授賞式が行われる国内最大級の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN(MAJ)」(朝日新聞社など協賛)の関連企画として実現したものだ。

海外で高まるシティポップ人気

両アーティストは、近年海外で再燃している日本のシティポップブームの波に乗り、今春の海外公演で大きな成功を収めていた。高中正義さんは3月から4月にかけてロンドンやニューヨークなど計8都市を巡るワールドツアーを開催し、延べ4万5000人を動員。ANRIさんもニューヨークでの単独公演を成功させるなど、海外での人気を確かなものにしている。

熱演が続いたステージ

この日は前後半に分かれて公演が行われ、海外でも人気の高い楽曲が次々と披露された。ANRIさんは「CAT'S EYE」「悲しみがとまらない」などを熱唱。一方、赤いスーツに身を包んだ高中正義さんは「THUNDER STORM」「BLUE LAGOON」などを演奏し、メロディアスで伸びやかなギターの音色を会場に響かせた。

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高中正義さんは今夏にもロンドンで演奏する機会があることを明かし、「僕たちはまだ夢が終わってなくて、楽しいロンドンに行ってきます」と語り、今後の活動への意欲を示した。

シティポップブームの背景

音楽ライターの金澤寿和氏によると、2010年代後半から定額制音楽配信(サブスクリプション)やSNSの普及を背景に、1970~80年代の日本の音楽「シティポップ」が海外の若い世代でブームとなっている。高中正義さんとANRIさんについても、80年代前後の作品を中心に支持を集めているという。

金澤氏は「洗練されたグルーヴ感やアンサンブル、親しみやすいメロディーが、海外の20~30代の若者にはビンテージ感を感じさせつつ、全く新しいものとして新鮮に響いている」と分析する。

また、こうしたブームがコロナ禍を経て、ネット空間だけでなく現地で大規模な公演を開けるほどの人気に成長したと指摘。金澤氏は「高中さんもそうだが、海外のインフルエンサーなどが魅力を発信して拡散すれば、今後も別のミュージシャンで同じような人気が生まれることは考えられる」と述べている。

今回の合同公演は、シティポップの国際的な広がりを象徴するイベントとして、多くのファンの記憶に残る一夜となった。

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