農水省試算、コメ在庫が適正量を大幅超過の恐れ 最大270万トン規模に
コメ在庫、適正量大幅超過の恐れ 最大270万トン規模に (17.03.2026)

コメ在庫が適正水準を大幅に超過する可能性 農水省が試算を公表

農林水産省がまとめた試算によると、主食用米の民間在庫が来年6月末時点で、適正とされる量を大きく上回る可能性が明らかになりました。具体的には、適正量の180万から200万トンに対して、最大で270万トン程度に達する恐れがあるとされています。

作付面積は前年並み 生産量も高水準維持の見通し

農水省が先月11日に公表した農家の作付け意向調査(1月末時点)によれば、今秋に収穫される主食用米の作付面積は、ほぼ前年並みになる見通しです。近年の平均的な収穫量を前提とした場合、生産量は732万トンに達し、増産が進んだ前年の約747万トンに迫る規模になると予測されています。

複数の関係者への取材を通じて明らかになったところでは、農水省がこの作付け意向調査を基に実施した初めての試算において、来年6月末の民間流通業者の在庫量が、主食用米から備蓄米用への転換などが十分に進まないケースでは、最大270万トン程度に膨らむ可能性が指摘されています。

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供給過剰による米価下落の懸念が高まる

在庫が適正水準を超えると、米価は下落しやすくなると一般的に考えられています。今回の試算結果は、供給過剰の状態が続くことで、米価の急落を招くリスクが高まっていることを示唆しています。農林水産省は、この試算を精査した上で、今月にも開催される有識者会議で詳細を説明する方向で調整を進めています。

農業関係者の間では、在庫管理と価格安定に向けた対策が急務となっています。特に、主食用米から備蓄米への転換促進や、需要拡大に向けた取り組みが注目されています。今後の動向によっては、米市場全体に大きな影響を与える可能性も否定できません。

農水省は、引き続き生産動向や在庫状況を注視しながら、必要な対策を講じていく方針です。関係各所では、市場の安定化に向けた議論が活発化することが予想されます。

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