愛知県大府市がマンホール蓋を初の入札販売、地域デザインで注目集める
愛知県大府市は、更新や老朽化により交換されたマンホール蓋を、2月27日まで入札形式で販売している。これは市として初めての試みであり、大府市水道経営課の担当者は売れ行きを注視している。販売対象は水道用9枚と下水道用4枚の合計13枚で、最大で約60キロの重さがある蓋には、市の花であるクチナシや市章が描かれ、消火栓用は黄色に塗られている。
詳細な販売条件と収益の活用方法
マンホール蓋は市のホームページで閲覧可能で、最低価格は3000円から設定されている。引き渡しは3月に市役所で行われる予定であり、収益は上下水道の維持管理費に充てられる。この取り組みは、地域のインフラ維持に新たな財源を確保することを目的としている。
マンホール蓋は近年、絵柄に注目が集まり、蓋自体や関連カードを収集する愛好家も増加している。例えば、同県豊橋市上下水道局では、今年度に10枚を完売し、最高価格は1枚6万3500円に達した。三河港の船や路面電車、吉田城など「ご当地デザイン」が人気を博し、2020年度から累計67枚が売れている。
近隣自治体の成功事例と今後の展望
また、同県安城市では今年度から同様の販売を開始し、「上下水道の維持管理費の新たな財源に」と掲げて、12枚中8枚が売れた。三河万歳や七夕祭りのデザインが好評で、担当者は「手応えを感じた」と語っている。これらの事例は、マンホール蓋が単なるインフラ部品ではなく、地域文化を伝えるアイテムとして価値を見出されていることを示している。
大府市水道経営課は、「現物も展示中だ。ぜひ応募を」と市民や収集家に呼びかけ、今後の販売拡大に期待を寄せている。この取り組みが成功すれば、他の自治体にも波及し、地域活性化やインフラ維持の新たな手法として定着する可能性がある。



