福島DC開幕で観光客歓迎イベントが活発化、特別列車やサイクルトレインが運行開始
福島県内でJR6社による大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」が開幕し、4日に初の週末を迎えました。これに伴い、各地の駅では観光客を歓迎する多様なイベントが本格的に展開され、県内外からの訪問者を温かく迎え入れています。
郡山駅では特別列車「SATONO号」が出発、開幕を祝う式典も開催
郡山市のJR郡山駅では、関係者が「ようこそ!」と書かれた横断幕を掲げ、特別列車「SATONO号」を見送りました。内堀雅雄知事らによる「出発進行」の合図で列車が発車し、ふくしまDCのロゴマークが描かれた手旗を振って乗客に歓迎の意を表しました。開幕記念式典では、県観光PR隊「HAPPYふくしま隊」が演舞を披露し、鏡開きが行われてキャンペーンの本格化を祝いました。
会津若松駅では伝統工芸品を配布、観光ガイドブックで魅力を発信
会津若松市のJR会津若松駅では、市や商工会議所、観光ビューローの関係者が集まり、特別列車「SATONO号」を出迎えました。「会津へよく来らったなし!!」と書かれた横断幕や旗で歓迎し、観光客に起き上がり小法師などの伝統工芸品を手渡しました。室井照平市長は「大勢の皆さんに会津、福島の良さを知ってもらい、『しあわせの風』を感じてもらいたい」と来県を呼びかけています。市などは、観光施設や首都圏のJR駅でガイドブックを配布し、会津の魅力発信に力を入れています。
相馬駅では陣羽織姿の市長がツアー客を歓迎、伝統行事をPR
相馬市の阿部勝弘市長は陣羽織をまとい、甲冑姿のJR東日本社員らと共に「ようこそふくしまへ」と書かれた横断幕を広げ、JR相馬駅で団体専用臨時列車「なごみ(和)浜通り号」を利用するツアー客を歓迎しました。東京・上野駅からの約100人のツアー客がホームに降り立つと、阿部市長が歓迎の言葉を述べ、相双地方の伝統行事「相馬野馬追」をPRしました。県や地元自治体のゆるキャラ5体も客をもてなしました。ツアーでは相馬市のホテルに宿泊し、観光ガイドと共に相馬中村神社や雲雀ケ原祭場地などを巡ります。
上野駅でPRイベントを開催、お笑いタレントや知事が魅力を語る
東京都のJR上野駅では、ふくしまDCのPRイベントが行われ、矢祭町出身のお笑いタレントあばれる君、県内旅館の女将、内堀雅雄知事がトークを繰り広げ、福島県観光の魅力を伝えました。駅利用者には、県産のモモやサルナシを使ったジュース、ノートや缶バッジなどのPRグッズ、パンフレットを入れた袋を手渡し、来県を呼びかけました。
常磐線でサイクルトレインが本格運行開始、サイクリストが海辺のルートを楽しむ
ふくしまDCに合わせ、自転車をそのまま列車に持ち込める「サイクルトレイン」の特別列車がJR常磐線を運行し、サイクリストたちが列車旅行や海辺のサイクリングを楽しみました。約60人の参加者は、いわき駅を出発し、列車内での交流を楽しんだ後、原ノ町駅で下車。いわき駅を目指して約111キロのサイクルルートを走りました。ルート上には特産品や飲食物を提供するエイドステーションが設けられ、いわき市の曙ブレーキ工業のテストコース「Ai-Ring」も開放され、参加者が1周3キロのコースを走りました。白河市の会社員渡辺高志さん(51)は「サイクルトレインは片道だけを走ることができるので、とても便利。県外から人を呼び込むためにもこの取り組みが広がればいい」と話しています。サイクルトレインは同日から、常磐線いわき―原ノ町間で土、日曜日と祝日限定で本格運用が始まり、専用予約サイトからの予約が必要です。



