福島DCが本格開幕、観光復興の「起爆剤」に期待 週末イベントで各地歓迎
福島DC本格開幕、観光復興の起爆剤に期待 各地で歓迎 (04.04.2026)

福島デスティネーションキャンペーンが本格開幕、観光復興への期待高まる

県内で開幕したJR6社の大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」は4日、初の週末を迎え、各地で観光客を歓迎するイベントが本格的に展開されました。午後からの雨で肌寒い一日となりましたが、関係者らは熱心に観光客を出迎え、福島県観光の再生に向けた意気込みを示しました。

各地で記念行事や振る舞い、花見イベントも開催

4日は郡山市のJR郡山駅をはじめ、県内外の各駅で記念行事が実施されました。関係者らがホームで特別列車を見送るセレモニーが行われ、福島牛や日本酒の振る舞いも提供され、観光客を温かく迎え入れました。富岡町では夜の森桜まつりが開催されるなど、見頃を迎えつつある花々を呼び物にしたイベントも各地で繰り広げられ、春の訪れを感じさせる光景が広がりました。

過去の課題を踏まえ、継続的な誘客へ連携強化

本格的に盛り上がりを見せ始めたDCですが、前回の福島県単独開催となった2015年には、市町村によって誘客に温度差があり、盛り上がりが一過性に終わったことが課題として指摘されました。このため今回のDCでは、期間中はもちろん、継続的に福島県を訪れる「福島ファン」の獲得に向けて、県と市町村が連携を強化。観光資源の磨き上げを進めるなど、入念な準備が重ねられてきました。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

観光関係者も「おもてなし」で活性化を目指す

県内の観光関係者も、今回のDCを今後の観光活性化につなげたい考えです。福島県を代表する観光地の一つ、鶴ケ城(会津若松市)を管理する会津若松観光ビューロー施設管理部次長の渡部健志さん(56)は、「関係団体と連携しながら、DCだからこそできる取り組みを実施し、終了後にもつながるよう誘客に勢いをつけたい」と力を込めます。

観光復興は道半ば、知事やJR幹部も期待表明

福島県は2024年に延べ観光客数が震災前を上回りましたが、中通り以外では震災前の水準に戻っていないなど、観光復興はまだ道半ばです。本格的なDC開幕のメインイベントに位置づけられた郡山駅のセレモニーでは、内堀雅雄知事がキャッチコピーにちなみ、「『しあわせの風』を感じ、福島の大ファンになってほしい」と声を張り上げました。JR東日本の中川晴美常務マーケティング本部長も、「DCの3カ月を、末永く福島の魅力を伝えていくきっかけにしたい」と語り、県や関係者の取り組みを後押ししていくことを約束しました。

今回のDCは、福島県の観光復興にとって重要な節目となります。関係者らは、6月末までのキャンペーンを復興の「起爆剤」として期待を寄せており、観光資源の磨き上げと魅力発信の真価が問われることになります。各地での歓迎イベントを通じて、観光客に福島の魅力を存分に感じてもらい、継続的な来訪につなげることが目指されています。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ