会津山塩プリン、宿泊者の声から生まれた濃厚スイーツが温泉街活性化の起爆剤に
濃厚な味わいを楽しめる「会津山塩プリン」は、会津若松市の芦ノ牧温泉にある旅館・大川荘が製造と販売を手がけるオリジナルスイーツです。宿泊者の要望から誕生したこの一品は、会津中央乳業(会津坂下町)の特濃牛乳と厳選された卵の風味を、会津山塩が引き立てることで、塩味の利いた濃厚な味わいを実現しています。湯上がりにぴったりのこのプリンは、プレーン味とショコラ味の2種類があり、それぞれ1個420円で提供されています。
商品化への道のりとこだわりの製法
商品の原型は、夕食で提供されていた一口サイズのプリンでした。宿泊者から「お土産として販売してほしい」との好評の声が寄せられたことをきっかけに、大川荘は商品化を決断しました。館内での製造を可能にするため、従業員食堂のスペースを菓子工房へと改装し、試作を重ねた末、2018年に販売を開始しました。
手作りのプリンには、風味を最大限に生かすためのこだわりが詰まっています。カラメルソースをあえて入れないことで、素材の味を引き立てつつ、マスカルポーネチーズを加えることでこくを強めています。この製法により、子どもから大人まで幅広い層に楽しめる味わいを実現しています。
知名度の向上と観光への貢献
会津山塩プリンは徐々に知名度を上げ、大川荘の上野大介さん(46歳)によれば、「リピーターが多く、プリン目当てで宿泊する人もいるほど」とのことです。さらに、大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」では、団体臨時列車「福喜多るSATONO号」のノベルティーに選定され、旅のお供として福島県の魅力を伝える役割を果たしています。
宿泊者向けには、モモ味やコーヒー味などの限定プリンを提供することもあり、上野さんは「プリンをきっかけに宿泊した人が、芦ノ牧温泉街を歩いて良さを見つけてくれれば。波及効果に期待したいです」と語り、温泉街活性化への熱い思いを込めています。
販売情報と今後の展望
会津山塩プリンは、会津若松市大戸町芦ノ牧字下平984にある大川荘と会津中央乳業(会津坂下町)の売店、および大川荘のオンラインショップで販売されています。電話番号は0242・92・2111です。このスイーツは、単なる商品を超え、地域の観光振興と文化発信の象徴として、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。



