古都京都の夏の風物詩として親しまれている「鴨川納涼床(ゆか)」が、2026年5月1日、京都市中心部で華やかに開幕した。鴨川西岸の二条大橋から五条大橋までの川沿い約2キロにわたり、京料理やフレンチ、イタリアンなど多彩な約90店が高床式の座敷を設け、訪れる人々を魅了している。
夕暮れとともに広がる涼の世界
夕暮れとともに各座敷に明かりがともされ、鴨川のせせらぎを聞きながら飲食を楽しむ客の姿が各所で見られた。京都鴨川納涼床協同組合の田中博理事長は「東山や比叡山の新緑を眺めながら、風雅なひとときを過ごしていただきたい」と話す。
歴史と伝統が息づく夏の風物詩
鴨川納涼床は、夏の暑さで知られる京都で続く風雅な夕涼みで、「河原の涼み」とも呼ばれてきた。その歴史は古く、江戸時代の有名な案内書『都名所図会(ずえ)』にも描かれている。江戸時代中期には約400軒の茶屋が床几(しょうぎ)を並べたとされ、当時から多くの人々が涼を求めて集まったという。
多彩な料理と共に過ごす夏の夜
今年の納涼床では、伝統的な京料理はもちろん、フレンチやイタリアンなど国際色豊かな料理を提供する店も多く、地元客や観光客の幅広いニーズに応えている。営業期間は10月15日までで、昼営業を行う店もあるが、営業時間や期間は店舗によって異なるため、事前の確認が推奨される。
- 期間:2026年5月1日~10月15日
- 場所:鴨川西岸・二条大橋から五条大橋までの約2キロ
- 参加店舗:約90店(京料理、フレンチ、イタリアンなど)
鴨川納涼床は、京都の夏の風情を存分に味わえる絶好の機会であり、訪れる人々に古都の涼と美味を提供し続けている。



