長良川鵜飼、5月11日に開幕 インバウンド増加で乗船客数増加見込み
岐阜市の伝統漁法「長良川鵜飼」が、5月11日に開幕する。訪日外国人客(インバウンド)の増加傾向を踏まえ、市は観覧船の年間乗船客数を昨シーズンより1,500人多い8万7,000人と見込んでいる。今シーズンは5月11日から10月15日まで開催され、インターネット予約状況は4月1日時点で4万9,349人と、昨年同時期に比べて35.3%増と好調なスタートを切っている。
市営100周年記念に向けたPR強化と観覧船の椅子席化計画
2027年に鵜飼観覧船事業が市営100周年を迎えることから、市は今年度から2か年を「市営100周年記念」と位置づけ、PR活動に注力する。特に、座敷ではなく椅子に座れる観覧船が外国人や高齢者らに好評なことから、27隻の観覧船を順次、椅子席化する計画を進めている。椅子席化した観覧船は、椅子と座敷の両方に対応できるように改良される予定だ。
柴橋正直市長は記者会見で、「次の100年に向けた伝統の継承と持続可能な観覧船事業の構築を目指し、様々な取り組みを実施する予定」と意気込みを語った。また、4月16日からは、鵜飼観覧船事務所(岐阜市湊町)の窓口でも予約受付を開始する。
ご当地土産として人気のオリジナルTシャツを販売
鵜飼の開幕に合わせ、市はオリジナルTシャツを販売する。2021年度から販売を開始し、観覧船の船員も同じデザインのシャツを着用していることから、「ご当地土産」として人気を集めている。デザインは昨年に続き、市職員の加藤愛里沙さん(29)が担当した。
加藤さんは、「長良川うかいミュージアム」(岐阜市)を訪れ、イラストや鵜の剥製を見学し、写真を撮影するなどしてイメージを膨らませたという。今回は「かわいらしさ」を追求し、鵜に丸みを帯びさせたデザインを採用。アユを追いかける鵜や、アユをくわえる鵜を描いたほか、背中側は鵜が背中にかみついているようなユニークなタッチに仕上げた。
加藤さんは、「来場者に『おもしろいね』『かわいいね』と手にとってもらえるようなデザインにした」とアピールしている。Tシャツは1着2,500円(税込み)で、400着限定。色はブラック、グリーン、ミントグリーンの3色、サイズはM、L、2L、3Lの4種類が用意され、鵜飼観覧船待合所の売店などで販売される。



