函館八幡坂で観光客マナー違反5千人超 市が半年間巡回調査、車道撮影が86%
函館八幡坂で観光客マナー違反5千人超 車道撮影が86%

函館八幡坂で観光客のマナー違反が深刻化 半年間で5千人超に注意喚起

北海道函館市の観光名所「八幡坂」において、観光客によるマナー違反が相次いでいる問題で、市が実施した約6か月間の巡回調査の結果が明らかになった。調査期間中に確認されたマナー違反者は5,335人に上り、そのうち86%が車道上での写真や動画撮影による交通妨害だった。

人気観光地で増加する迷惑行為

函館湾を見下ろす石畳の八幡坂は、人気アニメ「名探偵コナン」や数々の映画、CMの舞台として知られ、年間を通じて多くの観光客が訪れる。しかし近年、国内外の観光客が道路の中央で長時間にわたって撮影を行い、車の通行を妨げるケースが目立つようになっている。

函館市はこの問題に対応するため、昨年9月1日から今年2月27日までの約6か月間にわたり、マナー啓発事業を実施した。英語対応可能なスタッフ2人が1日4~8回の頻度で巡回し、マナー違反者への注意と記録、訪問者数の調査を行った。

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調査結果から浮かび上がる実態

調査期間中に八幡坂を訪れた観光客は延べ36,196人で、そのうち14.7%に当たる5,335人にマナー違反が確認された。違反内容の内訳は以下の通りである。

  • 車道上での写真・動画撮影(交通妨害):86%
  • 私有地侵入(函館西高校敷地内での撮影など):14%

特にマナー違反が多かったのは今年2月で、旧正月に合わせ中国や台湾などアジア圏からの観光客が中心となり、17,775人が訪問。このうち2,963人(16.6%)が注意や警告を受けた。また、年始休暇や冬季観光で多くの観光客が訪れた今年1月には、6,977人中1,138人(16.3%)にマナー違反が確認され、その83%がアジア圏からの観光客だった。

市の対応と今後の方針

函館市観光課の担当者は「巡回スタッフが直接声をかけることで、事故やトラブルの発生を未然に防ぐことができ、一定の抑止効果が確認できた」と評価している。市では今後の観光シーズンにおいても、継続的な注意喚起活動を実施していく方針を示した。

この問題は、観光地の持続可能な利用と地域住民の生活環境の保全という観点から、今後も注視が必要な課題となっている。函館市では、観光客へのマナー啓発を強化するとともに、安全で快適な観光環境の整備に取り組んでいく考えだ。

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