広島のイオンモールでシンボル「マシュパン」解体セレモニー、400人が別れ惜しむ
広島イオンモールでビール釜解体セレモニー、400人が別れ惜しむ (08.03.2026)

広島のイオンモールでシンボル「マシュパン」の解体セレモニー、約400人が別れを惜しむ

イオンモール広島府中(広島県府中町)は3月7日、モールのシンボルとして親しまれてきたビール製造用の釜「マシュパン」の解体を前に、特別なセレモニーを開催しました。このイベントには、買い物客や地元住民など約400人が参加し、長年にわたり地域のランドマークとなってきた釜との別れを惜しみました。

キリンビール工場の跡地に根付く歴史的なシンボル

同モールは、かつてキリンビール広島工場が立地していた跡地に開業しました。工場の歴史と記憶を後世に伝えようと、1階の専門店街には、麦汁を製造していたマシュパンが移設され、2023年まで案内所として活用されてきました。しかし、新たなイベント広場の整備計画に伴い、解体が決定されました。

解体作業と再生計画の詳細

マシュパンの解体作業は、3月中旬から4月下旬にかけて実施される予定です。解体後、釜の一部は廃棄されるのではなく、オブジェやモザイクアートに形を変えてモール内に設置される計画です。これにより、歴史的な遺産が新たな形で地域に残り続けることになります。

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セレモニーの様子と関係者のコメント

セレモニーでは、マシュパンに感謝を捧げる神事が執り行われ、府中南幼稚園の園児たちによる心温まる合唱も披露されました。イオンモールの岡田貴・執行役員西日本支社長は、参加者に向けて次のように語りました。「解体は寂しいという人の思いも酌みながら、新たなシンボルとなるような物を作り上げていきたいと考えています」。この言葉は、地域の歴史を尊重しつつ、未来に向けた発展を目指す姿勢を示しています。

この取り組みは、地域の産業遺産を保存しつつ、現代的な商業施設としての革新を両立させる好事例として注目されています。広島県内では、歴史的建造物の活用と再開発のバランスが課題となる中、イオンモール広島府中の事例は、他の地域にも参考となる可能性を秘めています。

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