武蔵村山タウントレックが初開催 300人が街の魅力を探索
多摩地区で初となる街歩きイベント「武蔵村山タウントレック」が8日、東京都武蔵村山市で盛大に開催されました。このイベントは武蔵村山観光まちづくり協会、村山織物協同組合、東京新聞などで構成される武蔵村山タウントレック実行委員会が主催し、地域の魅力を再発見する機会として企画されました。
ゲーム形式で街を巡る新たな体験
参加者たちは専用アプリを活用し、市内に設置された様々なチェックポイントで写真を撮影して得点を集めながら街を巡るゲーム形式の催しに挑戦しました。発着点となったのはイオンモールむさし村山つぐむホールで、約300人の老若男女が集結。制限時間5時間の中で、獲得ポイント数を競い合いながら武蔵村山市の多彩な魅力を体感しました。
チェックポイントには、文化施設や観光名所、地元グルメスポットに加え、話題のドラマのロケ地や隠れた名所などが含まれていました。参加者たちは普段見過ごしがちな街の細部にまで目を向け、新たな発見を楽しんでいる様子でした。
鉄道駅がない自治体の未来像
武蔵村山市は東京都内で唯一、鉄道駅がない自治体として知られています。しかし、多摩都市モノレールは2030年代半ばまでに東大和市の上北台駅から武蔵村山市を通り、瑞穂町のJR箱根ケ崎駅までの約7キロ区間を延伸する計画を進めています。新設される七つの駅のうち、五つの駅が市内に設置される見込みで、交通アクセスの大幅な改善が期待されています。
今回のイベントでは、このモノレール延伸計画にちなみ、新駅の予定地が分かる仕掛けも用意されました。参加者たちは未来の街の姿を想像しながら、現在の武蔵村山の魅力を再確認する貴重な機会となりました。
参加者の声から見える地域愛
市内在住で小学生2人の子どもと参加した永井譲さん(43)は、「子どもたちと会話しながら歩くことで、住んでいる街の良さを改めて発見できました」と笑顔で語りました。永井さんはさらに、「武蔵村山にしかない手作りアイスのお店がチェックポイントになっているので、そこでジェラートを食べることを目標にまだ歩きます」と意気込みを語り、地域ならではのスポットへの愛着を示しました。
イベントでは、多摩モノレールのPR担当キャラクター「タマオ」との記念撮影コーナーも設けられ、姉弟連れの参加者などが楽しいひとときを過ごしていました。地域の企業や団体が連携したこの取り組みは、武蔵村山市の活性化に向けた新たな一歩として評価されています。
武蔵村山タウントレックは、単なる街歩きイベントを超え、住民と訪れる人が共に地域の価値を再認識する場となりました。鉄道駅のないという特徴を逆手に取った地域密着型の観光施策として、今後の展開が注目されます。



