世界遺産・熊野古道近くの道の駅がリニューアルオープン 地元産品200種類販売
世界遺産・熊野古道のルート近くに位置する道の駅「ふるさとセンター大塔」(和歌山県田辺市鮎川)が、今月リニューアルオープンを果たしました。老朽化に伴う改修工事のため休館していましたが、約5700万円の総事業費をかけて生まれ変わり、地域の魅力を発信する新たな拠点として再スタートを切りました。
老朽化を解消し、利便性向上
ふるさとセンター大塔は、市に合併前の旧大塔村が1989年に整備した木造2階建ての施設で、延べ床面積は約520平方メートルです。2019年以降は田辺市の直営で地元産品を販売していましたが、近年は雨漏りなど老朽化が深刻な問題となっていました。このため、昨年5月末から休館して改修工事を実施し、今月1日にリニューアルオープンに至りました。
新しい指定管理者には、三重県紀宝町で道の駅やキャンプ場を運営する有限会社「楽らく」が選ばれました。また、利便性向上のため、大型バス2台と普通車20台が駐車可能な第2駐車場を新たに整備し、訪れる観光客のアクセスを改善しています。
地元産品約200種類を販売 食堂も復活
リニューアル後の店内では、梅干しやかんきつ類をはじめ、地元産野菜や県内各地の土産物など、約200種類の商品を幅広く取りそろえています。これにより、熊野古道を訪れる観光客が地元の特産品を手軽に購入できる環境を提供しています。
さらに、2017年から休止していた併設の食堂も復活させました。オリジナルメニューとして、地元産野菜と梅干しをトッピングした「よみがえりラーメン」(税込み800円)などを提供し、地域の食材を活かした料理で観光客をもてなします。同社で道の駅を担当する主任(47)は、「熊野古道を訪れた人が一息ついて、リフレッシュしてもらえる場所になれば」と期待を込めています。
営業情報と今後の展望
ふるさとセンター大塔の営業時間は午前9時から午後5時までで、木曜日が休館日です。問い合わせは、電話番号0739・49・0143まで受け付けています。このリニューアルにより、施設は単なる休憩所から、地域経済を支え、観光客に和歌山の魅力を伝える重要なハブへと進化しました。今後も、熊野古道周辺の観光振興に貢献することが期待されています。



