岐阜県中津川市の中島工務店社長、中島紀于(のりお)さん(81)が、重要文化財などの保存修理と後進育成の功績により、文化庁長官表彰を受賞しました。中島さんは2月16日、市役所を表敬訪問し、表彰の喜びを語りました。
長年の功績が認められる
中島さんは1988年、安弘見(あびろみ)神社(中津川市蛭川)拝殿の建て替え工事をきっかけに社寺建築に関わるようになり、以来、県内外の社寺や文化財の修復に携わってきました。現在も、国の重要文化財である建長寺仏殿(神奈川県鎌倉市)や旧西尾家住宅(大阪府吹田市)、願興寺本堂(御嵩町)などの文化財修復を手がけています。
表彰の背景と反響
同表彰は、中島さんが長年にわたり、社寺建築を中心に日本各地の重要文化財や名勝の保存修理に貢献してきたことが評価されたものです。中島さんは「苦労してきたことが認められ、ありがたい」と感慨深げに述べました。また、小栗仁志市長は「歴史的建造物修復を手がける企業が地元にあることは市にとっても喜ばしい」と祝辞を送り、地域の誇りとして称えました。
中島さんの活動は、文化財保護の重要性を再認識させるものであり、今後も後進の育成を通じて、日本の伝統建築技術の継承に寄与することが期待されています。