静岡県富士市で、ひょうたん愛好会「富士天間ひょうたん会」による作品展が、天間まちづくりセンターで開催され、大小様々なひょうたん作品が来場者の目を楽しませた。ひょうたんは、戦国時代の武将・豊臣秀吉が馬印(千成瓢箪)として用いたことで知られる縁起物。現在放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の影響もあり、ひょうたんへの関心が再び高まっているという。
作品展の概要
作品展は5月29日から31日までの3日間開催され、会員約20人が制作した約300点の作品が展示された。透かし彫りなどの技法を施した大小のひょうたんが並び、訪れた人々はその繊細な美しさに見入っていた。
注目のひょうたんランプ
特に注目を集めたのは、会員の木ノ内秀雄さん(71歳、富士宮市小泉)が独自の工夫を加えて制作した「ひょうたんランプ」の数々。花模様などが彫られたひょうたんは、自然な曲線が生み出す適度な隙間から柔らかな光を放ち、幻想的な雰囲気を醸し出していた。これらの作品は、京都府南丹市で6月4日と5日に開かれる全日本愛瓢会の全国大会に出品される予定だ。
木ノ内さんは「変わったことに挑戦しようと思った」と語り、同会の遠藤恵久会長(70歳)は「『豊臣兄弟!』をきっかけに、会への問い合わせが増えている。斬新な透かし彫りは新入会者にも人気で、伝統を大切にしながらも新たな技能に挑戦していきたい」と意気込みを語った。



