鳥取県倉吉市で、国の特別天然記念物であるコウノトリのヒナの誕生が初めて確認された。29日には、巣の近くで3羽のヒナに個体識別のための足環が取り付けられた。
発見から確認までの経緯
12日、市民が携帯電話の電波塔(高さ約30メートル)の最上部に巣があるのを発見し、県に通報。市がドローンで3羽のヒナを確認し、その後、つがいの親鳥も現れた。親鳥は雄が島根県雲南市生まれ(推定5歳)、雌が兵庫県豊岡市生まれ(同4歳)であることが判明した。
足環装着作業
29日、兵庫県立コウノトリの郷公園の職員らが作業を実施。ヒナを怖がらせないよう目隠しを施し、ロープを使って1羽ずつ巣から下ろし、両足に足環を装着した。ヒナは生後45日を過ぎているとみられ、全長は85~90.7センチ。6月中旬から下旬にかけて巣立つ見通しである。
同公園の吉沢拓祥主任飼育員は「順調に生育しており、餌が豊富にある環境の良い場所を選んだのだろう。初めての繁殖地なので、どこに飛んでいくのか興味がある」とコメントした。
八頭町でも足環装着
八頭町でも22日、ヒナ6羽に足環が取り付けられた。同町での営巣と孵化は5年連続で、これまでに18羽のヒナが巣立っている。



