漫画家つげ義春さんが死去 文学的な作品で知られる「ねじ式」の作者
「ねじ式」「紅い花」など文学性の高い作品で知られる漫画家のつげ義春(本名・柘植義春)さんが、誤嚥性肺炎のため東京都内の病院で死去しました。 88歳でした。葬儀は親族のみで執り行われ、関係者に大きな衝撃が走っています。
工場勤務の傍ら漫画を描き始め 雑誌「ガロ」で注目集める
つげさんは東京都出身で、工場で働きながら10代半ばで漫画を描き始めました。1955年に本格デビューを果たし、1965年からは雑誌「ガロ」に作品を次々と発表。特に「沼」「チーコ」「紅い花」といった心理描写に富む作品で、漫画界に新たな風を吹き込みました。
「ねじ式」で文芸関係者にも衝撃 独特の画風で根強いファン獲得
1968年に発表された「ねじ式」は、謎に満ちた迷路のような世界を独特の画風で描き出し、文芸関係者にも大きな衝撃を与えました。その後も「ゲンセンカン主人」「もっきり屋の少女」などの秀作を生み出し、根強いファンを獲得し続けました。
つげさんの作品は、単なるエンターテインメントを超えた文学的な深みを持ち、日本の漫画史に確固たる地位を築いています。 その死は、漫画界のみならず文学界にも大きな損失をもたらすものと言えるでしょう。



