ソフトバンク上茶谷大河、紅白戦で最速147キロの速球を武器に完璧投球
プロ野球キャンプ便り(15日)【ソフトバンク=宮崎】移籍2年目を迎える上茶谷大河投手が、チームの紅白戦で先発マウンドに立ち、注目のパフォーマンスを披露した。この試合では、武器とされるカットボールとスライダーをあえて封印し、最速147キロを記録する威力ある速球を軸に、チェンジアップやカーブを巧みに織り交ぜて2回をパーフェクトに抑え込んだ。
投球後、上茶谷は「まだ試している段階」と控えめに振り返ったものの、その表情には充実感が漂っていた。昨季は現役ドラフトでソフトバンクに加入したが、自己最少タイの8試合登板に終わり、チームの過酷な練習メニューに「ついていけなかった」と感じるほどだったという。しかし、高いレベルでしのぎを削る選手たちや、球界随一の厚い選手層を目の当たりにし、刺激を受けた。
肉体改造で先発争いへ意欲、変化球の完成度も向上
先発ローテーション入りを目指し、オフシーズンには肉体改造に励んだ上茶谷。体重は91キロから一時約6キロ減らし、現在は87キロほどに調整。筋肉量はむしろ増えており、「出力は上がっているかもしれない」と手応えを語る。また、投球の幅を広げるために磨きをかけた変化球も、実戦で使えるほどに完成度が高まってきているという。
小久保監督は上茶谷の成長を高く評価し、「今年はずっといい。(先発で)十分チャンスがある」とコメント。これに対し、上茶谷は「先発として(メンバーに)入る。そこに向かってやっていくだけ」と意欲的に応え、視界は良好なようだ。新シーズンに向け、着実なステップを刻んでいる。