名古屋グランパスは29日、J1リーグで岡山と対戦し、1-1からのPK戦で4-5と敗れた。後半20分に甲田のゴールで先制したが、同44分にCKから同点を許し、PK戦では6人目までもつれた末に2人が失敗した。連勝を狙った岡山は勝ち点を17に伸ばした。
試合の経過
立ち上がりからピンチをしのいだ名古屋は徐々に主導権を握り、後半20分に右CKのこぼれ球を甲田が右足で押し込んで先制した。しかし、後半44分に右CKからファーサイドでフリーだった相手DFにヘディングで同点ゴールを許した。PK戦では名古屋のGKシュミットが6人目のキックを2度止めたものの、いずれもVARの判定でやり直しとなり、3度目で決められた。
監督と選手のコメント
ペトロビッチ監督は「どんなに良い準備をしても、良いタイミングですばらしいボールを入れられたら難しい」と釈明したが、3月の前回対戦と同じ形での失点に悔しさをにじませた。主将の稲垣は「後味が悪い」とうなだれ、GKシュミットは「ルールなので仕方がない。どうにか止めたかった」と悔しげに語った。
試合の分析
名古屋は今年初の90分での連続勝利を逃し、後半31分以降の失点は8に増加。西地区で最下位という数値は、チームが勝ちきれない現状を示している。一方、西地区首位の神戸が敗れたため、勝ち点差を縮める好機だったが、生かせなかった。
途中まではうまく試合を進めていた。攻撃では焦らずボールを回し、徐々に主導権を握った。先制後に岡山が布陣を変え、2トップに190センチ前後の外国人を並べると、名古屋も193センチの三国を投入。練習では全くやっていない4バックを敷きながら、藤井と三国を中心に相手のロングボール攻勢をはじき返し続けた。前回と比べ浴びたシュートは3分の2の10本、与えたCKは4分の1未満の2回に減らしたが、最後の詰めに泣いた。
PK戦の珍しいシーン
PK戦では名古屋のGKシュミットが6人目のキックを2度止めたが、いずれもVARの判定でゴールラインより前に出たと判断され、やり直しに。3度目で決められ、チームは敗れた。



