平野歩夢、腸骨骨折の痛みを乗り越えミラノ五輪で奮闘
2026年ミラノ・コルティナオリンピックのスノーボード男子ハーフパイプ決勝が13日に行われ、戸塚優斗選手(ヨネックス)が95.00点で金メダルに輝いた。これにより、前回北京大会の平野歩夢選手(TOKIOインカラミ)に続き、日本勢が2大会連続でこの種目を制した。山田琉聖選手(JWSC)は92.00点で銅メダルを獲得し、平野流佳選手(INPEX)は4位となった。連覇と4大会連続のメダル獲得が懸かっていた平野歩夢選手は7位に終わったものの、不屈の精神力で挑戦を続けた姿が印象的だった。
骨折からの復帰と決勝での演技
平野歩夢選手は、1か月前に腸骨骨折を負いながらも、痛み止めを服用して決勝に臨んだ。1回目の演技では転倒したが、2回目には「ダブルコーク1620」や代名詞の「トリプルコーク1440」を決め、観客を沸かせた。演技後、軽く右手を上げて歓声に応える姿は、前回五輪王者としてのプライドを感じさせた。
平野歩夢選手のコメントと今後の展望
平野選手は試合後、「今の自分の全力にチャレンジできたのは、先につながる良い経験です。夢の先に向き合えた貴重な時間だった」と振り返った。戸塚選手の金メダル獲得については「日本の強さを証明できた」と称賛。今後の競技人生については、「何も考えていない。自分らしく強く進化したいし、新しい姿を届けられるようにゼロから歩みたい」と笑顔で語り、さらなる成長への意欲を示した。
この大会では、日本勢の活躍が目立ち、スノーボード界における日本の底力を世界に示す結果となった。平野選手の挑戦は、怪我や逆境を乗り越えるアスリートの姿を象徴するものとして、多くのファンに感動を与えた。