ミラノ・コルティナ五輪新種目「デュアルモーグル」、僅差でメダル逃した冨高日向子選手の雪辱に注目
五輪新種目デュアルモーグル、冨高日向子選手の雪辱に注目

ミラノ・コルティナ五輪で新種目「デュアルモーグル」が開幕、注目の雪辱戦と危険性の指摘

2026年ミラノ・コルティナオリンピックは14日、フリースタイルスキーの新種目「デュアルモーグル」の競技を実施する。この種目は今大会から五輪に初めて採用され、2選手が並走して勝ち抜いていくゲーム性が大きな見どころとなっている。女子の1回戦には日本の4選手が出場し、中でも女子モーグルで3位と同点ながらターン点でメダルを逃した冨高日向子選手の雪辱なるかが注目を集めている。

デュアルモーグルの競技ルールと特徴

デュアルモーグルは、モーグルと同様にコブと2か所のジャンプ台が設置された急斜面のコースを滑るが、2選手が対決する形式が大きく異なる。採点は7人の審判が担当し、その内訳は4人がターン、2人がエア、1人がタイムを評価する。これらの3項目で両選手の優劣が決まり、採点比率はターンが60%、エアが20%、タイムが20%とされる。

トーナメント方式で進行し、今大会は男女ともに1回戦で30人が出場。1回戦、2回戦、準々決勝、準決勝、決勝(3位決定戦)と最大5回滑ってメダルを争う。特に、2選手が2コースを並走することで、タイム差が得点に大きく反映されるとされており、スピードを出すあまり転倒が起こりやすい点も特徴だ。

日本人選手の活躍と危険性への懸念

女子モーグルで僅差でメダルを逃した冨高日向子選手は、1回戦で13組としてスウェーデン選手と対決する。また、女子モーグルで11位だった藤木日菜選手と17位の中尾春香選手による日本人同士の対決も注目される。一方、男子モーグルで銅メダルを獲得した堀島行真選手は、昨年の世界選手権で競技中にけがを負った経験から、「結構危ない競技でもあるが、そういったところも見てもらいながら応援してほしい」とコメントしており、競技の危険性を指摘する声も上がっている。

トーナメントの組み合わせは、モーグルの結果を反映させたシード順を基に決定される。この新種目は、スピードと技術が要求される一方で、安全性への配慮も課題となっており、選手たちの熱戦とともに、競技環境の議論も活発化しそうだ。