世田谷区の2保育園が補助金を不正受給、区が報告 処遇改善に未活用
世田谷区の2保育園が補助金不正受給 区が報告

東京都世田谷区は24日、区内の私立認可保育園「ナオミ保育園」(等々力4)と認証保育園「ねいろ保育園」(弦巻4)が、保育士らの処遇改善を目的とした補助金を不正に受給していたと発表した。同日の区議会子ども・若者施策推進特別委員会で明らかにされた。

ナオミ保育園の不正受給

区の説明によると、ナオミ保育園は2021年4月から2025年9月までの期間、保育士宿舎借り上げ支援事業の補助金と保育士等処遇改善助成金について、勤務実態が補助要件を満たさない職員1人分を申請し、合計約367万円を不正に受け取っていた。今年1月下旬、園内で「補助金対象外の職員を使って受給しているのではないか」との疑問が呈され、法人による内部調査で発覚した。不正受給分は区に返還され、違約加算金約96万円も支払われた。

ねいろ保育園の不正受給と偽装

ねいろ保育園は2024年度と2025年度、保育士等処遇改善助成金やキャリアアップ補助金などについて、職員複数人分の合計約361万円を受給したが、そのうち少なくとも約37万円を職員の賃金改善に充てていなかった。さらに、補助金の請求や実績報告の際、区に提出する賃金台帳などを改ざんし、賃金として支給しているように偽装していたという。区は不正受給分の返還と違約加算金を求める方針だ。

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発覚の経緯と今後の対応

ねいろ保育園については、補助金が職員に支給されていないとの情報提供が区に寄せられ、発覚に至った。区は両園に対し、再発防止策の徹底を求めるとともに、他の保育施設についても調査を進める可能性を示唆している。今回の不正受給は、保育士不足が深刻化する中で、補助金が本来の目的に使われなかった点で問題視されている。

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