福島・伝承館で新聞記者体験 震災の記憶を次世代へ語り継ぐ大切さを学ぶ
福島・伝承館で記者体験 震災の記憶を次世代へ継承

福島・伝承館で「福島民友の日」開催 記者体験や読み聞かせで記憶継承の重要性を学ぶ

双葉町にある東日本大震災・原子力災害伝承館で14日、特別イベント「福島民友の日」が開催されました。このイベントでは、来場者が新聞記者体験や震災絵本の読み聞かせに参加し、事実を正確に記録すること、そして震災の記憶を次世代へと語り継いでいくことの大切さを深く感じ取る機会となりました。

小中学生ら6人が新聞記者体験に挑戦 事実を伝える難しさを実感

新聞記者体験には、地元の小中学生や大学生など合計6人が参加しました。参加者たちは、伝承館で働く職員の姿をカメラで撮影し、「仕事で最も大切にしていることは何ですか」といった質問を積極的に投げかけました。その後、取材内容を基に記事を執筆し、イベント限定の号外にまとめるという本格的な体験をしました。

二本松北小学校5年生の林王結愛さんは、「取材や記事を書くのは難しかったけれど、とても楽しかったです。これをきっかけに、学校でも新聞を読んでみたいと思います」と語り、報道への興味を大きく膨らませました。また、二本松第三中学校3年生の萩原凜さんは、「自分の感想を交えずに、純粋な事実だけを書くことの難しさを強く実感しました。記者の仕事の奥深さに触れることができました」と、プロの仕事の厳しさと重要性を痛感した様子でした。

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絵本「ぼくのうまれたところ、ふくしま」の読み聞かせで震災の記憶に触れる

イベントでは、ふくしま現代朗読会の渡辺奈美さんによる絵本「ぼくのうまれたところ、ふくしま」の読み聞かせも行われました。この絵本は、福島民友新聞社が東日本大震災から10年を機に発行したもので、元双葉南小学校校長であり、現在は伝承館の語り部を務める泉田淳さんの実体験などが基になっています。

読み聞かせを聴いた泉田さんは、自然災害と東京電力福島第一原子力発電所事故に直面した際の無力さを振り返りながら、「震災の記憶とそこに込められた感情を確実に語り継ぎ、過去を反省して命を守ること、そして互いに寄り添い支え合っていくことが何よりも大切です」と、強い思いを参加者に伝えました。

このイベントを通じて、参加者たちは単なる知識だけでなく、震災の教訓を未来へと引き継ぐための具体的な方法を学び、地域の復興と記憶の継承に対する意識を高める貴重な経験となりました。伝承館は、こうした活動を通じて、福島の歴史と教訓を広く発信し続けています。

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