女性社員6割超・管理職半数 奈良の靴下メーカーが「輝く女性賞」受賞
奈良県大和高田市に本社を置く靴下メーカー「西垣靴下」が、優れた技術やビジネスモデルを持ち、地域活性化に貢献する企業や経営者を表彰する「関西財界セミナー賞」の「輝く女性賞」を受賞した。西垣和俊社長(68歳)らが2月12日、奈良県庁を訪れ、山下知事に受賞を報告する表敬訪問を行った。
女性活躍推進の取り組みが高評価
「関西財界セミナー賞」には大賞を含む三つの賞があり、そのうち「輝く女性賞」は、女性の活躍推進や多様な働き方の実現に積極的に取り組む企業などを表彰するものだ。同社の受賞は、以下のような具体的な実績が評価された結果である。
- 全社員のうち女性社員が6割以上を占めている
- 管理職においても女性が約半数に達している
- 2024年には働く女性向け新ブランド「アシゴト」を設立
- 女性社員が中心となって商品開発を進めている点
特に「アシゴト」ブランドは、女性社員自身の視点を活かした商品開発が特徴で、職場環境の改善と事業成長を両立させたモデルケースとして注目されている。
表敬訪問で地方中小企業の意気込み示す
この日の表敬訪問では、西垣社長が表彰状と同社おすすめの靴下を手に山下知事と面会。西垣社長は「地方の中小企業でも女性が働きやすい環境を作れるんだということを、もっと発信していきたい」と今後の意気込みを語った。
これに対し山下知事は「奈良の靴下業界のリーダーとして、中小企業を牽引してほしい」と激励の言葉を送り、受賞を記念して記念撮影が行われた。県庁内では、表彰状を手にした西垣社長が中央に立ち、山下知事(右)と笑顔で並ぶ様子が印象的だった。
地域経済への貢献と今後の展望
西垣靴下の取り組みは、単なる女性雇用の拡大にとどまらない。地域に根差した中小企業として、以下のような多角的な貢献が期待されている。
- 女性のキャリア形成を支援する職場環境の整備
- 地元奈良県の産業振興と雇用創出
- 伝統的な靴下製造技術と現代的な働き方の融合
- 他企業へのモデルケースとしての波及効果
同社の事例は、地方中小企業が女性活躍を推進しながら持続的な成長を実現できることを示しており、今後の地域経済の発展において重要な示唆を与えるものとなっている。受賞を機に、さらに多くの企業が多様な人材活用に取り組むきっかけとなることが期待される。