長崎沖EEZで中国漁船を拿捕、停船命令無視で船長を逮捕
長崎沖EEZで中国漁船拿捕、船長を逮捕

長崎県沖EEZで中国漁船を拿捕、停船命令無視で船長を逮捕

長崎県沖の排他的経済水域(EEZ)内で、停船命令に従わず逃走したとして、水産庁九州漁業調整事務所は13日、中国の漁船「チオントンユィ11998」を拿捕し、船長の容疑者(47)を漁業主権法違反(立ち入り検査忌避)容疑で現行犯逮捕したと発表しました。逮捕は12日付で、同庁は容疑者の認否を明らかにしていません。

逃走の経緯と拿捕の詳細

発表によると、中国漁船は12日、長崎県五島市・女島の約170キロ南西沖のEEZ内で、水産庁の漁業監督官による立ち入り検査を行うための停船命令に従わず、逃走した疑いがあります。この行為は、日本の漁業主権法に違反するものとされています。水産庁による外国漁船の拿捕は、昨年5月の台湾船以来であり、中国船に関しては2022年12月以来の事例となります。

拿捕された漁船は11人乗船で、船長を含む乗組員の詳細な状況については現在調査中です。水産庁は、EEZ内での外国漁船の活動を監視し、国際法や国内法に基づいた適切な対応を取る方針を強調しています。

国際的な背景と今後の影響

この事件は、東シナ海における漁業権や海洋資源を巡る国際的な緊張を背景に発生しています。日本政府は、EEZ内での外国漁船の違法操業に対して厳格な姿勢を示しており、今回の拿捕はその一環として位置付けられています。専門家は、このような事例が外交問題に発展する可能性も指摘しており、今後の動向が注目されます。

水産庁は、拿捕された漁船と乗組員に対して、法的な手続きを進めるとともに、中国側との協議を通じて事件の解決を図る方針です。また、同様の違反行為を防止するため、EEZ内での監視活動を強化することを明らかにしています。