「頼むわ」と採点者に働きかけ 部活強化狙い入試優遇求めた教諭を減給処分
入試優遇求め「頼むわ」 教諭を減給処分

「頼むわ」と採点担当者に働きかけ 部活動強化目的で入試優遇を求めた教諭が減給処分に

兵庫県教育委員会は2026年4月21日、播磨東地区の県立高校に勤務する男性教諭(36歳)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分としたことを正式に発表しました。この教諭は、自身が顧問を務める運動部を強化したいという思いから、その部への入部を志願する受験生に対して入試で優遇措置を取るよう、採点担当の同僚教諭に直接働きかけていたことが明らかになりました。

「頼むわ」と繰り返し依頼 特色選抜入試の小論文採点で

教職員人事課の調査によると、男性教諭は2026年2月10日、12日、そして16日に行われた特色選抜入試の小論文採点において、採点を担当していた20代の同僚教諭2人に対して、それぞれ「頼むわ」などと伝え、特定の受験生の得点に配慮するよう強く求めていたとされています。この働きかけは、教諭が顧問を務める運動部への入部を希望する受験生を対象としたもので、部活動の強化を目的としていたことが判明しています。

男性教諭は調査に対し、「部を強くしたいという思いから、つい甘えが出てしまった」と述べ、自身の行為を認める発言をしたといいます。この発言からは、教育者としての立場をわきまえず、私的な目的を優先させてしまった実態が浮き彫りになっています。

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同僚教諭の校長への相談で発覚 県教委は「合否判定は適切」と説明

この不正な働きかけは、採点を担当した同僚教諭2人が採点作業を終えた後に校長に相談したことで発覚しました。学校側は2月20日の合格発表までに、採点基準に沿って適切な合否判定が行われたかどうかを徹底的に確認したとしています。

兵庫県教育委員会は、今回の働きかけがあったにもかかわらず、「合否判定は適切に行われた」と強調しています。しかし、教育現場における信頼を損なう行為として、厳正な処分を下す必要があると判断したのです。この処分は、入試の公平性を揺るがす行為が決して許されないことを明確に示すものとなりました。

教育の公正性が問われる事件として、学校関係者や保護者からも大きな関心を集めています。兵庫県教委は今後、同様の事例が発生しないよう、教職員に対する研修の強化や監督体制の見直しを進めていく方針です。入試制度の透明性と公平性を維持することは、教育行政にとって不可欠な課題であることが改めて認識される結果となりました。

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