政府は12日の閣議で、2026年版「交通安全白書」を決定した。2025年の交通事故による死者数は2547人で、1948年に現行統計を開始して以降、最少を記録した。自転車乗車時のヘルメット着用が2023年から努力義務となり、着用率の向上が事故時の被害軽減に一定の効果をもたらしたとみられる。一方、外国人運転者による交通事故数は増加傾向にあり、過去10年で最多の7906件に達した。
死者数は6年連続3000人未満、政府目標は未達成
死者数は6年連続で3000人を下回り、ピークだった1970年の1万6765人の6分の1以下となった。しかし、2025年までに死者数を2000人以下とする政府目標は達成できなかった。
高齢者の死者数が過半数を占める
年齢層別の死者数では、65歳以上が55.9%を占め、16~24歳(7.8%)、25~64歳(35.1%)を大きく上回った。特に75歳以上となった「団塊の世代」の安全確保が一層重要な課題と位置付けられた。
外国人運転者による事故増加
在留外国人数の増加に伴い、日本の運転免許を持つ外国人数は2016年からの10年間で60.7%増加し、2025年には133万8977人となった。事故件数も2016年から18.2%増加した。



