長崎でバス減便が実施、運転士不足が深刻な影響
長崎自動車(長崎バス)と長崎県営バスは、2026年4月1日のダイヤ改正において、大幅な減便を行うことを発表しました。この措置は、深刻な運転士不足への対応として実施されるもので、地域の公共交通網に大きな影響を与える見込みです。
長崎バスの減便内容
長崎市などで運行する長崎バスは、全時間帯合計で平日138便、日祝日53便を減便します。特に夕方の時間帯(午後4時以降)では、平日75便、日祝日35便の削減が行われ、利用者の利便性が低下することが懸念されています。一方、土曜日については、現在日祝日ダイヤで運行しているものを土曜ダイヤに戻すため、全時間帯合計で126便の増便が実施されます。これは、週末の需要に合わせた調整として位置づけられています。
県営バスの減便計画
長崎県交通局が運営する県営バスでは、利用が比較的少ない時間帯を中心に、平日、土日祝日で計150便を減便します。内訳は、平日と土曜が各56便、日祝日が38便の削減です。対象となる路線には、長崎市内線の久山台―中央橋線(長崎バイパス経由)、諫早市内線の富川線、御手水線、大村市内線の萱瀬線(黒木・坂口)、野岳・竹松線などが含まれます。これらの路線では、運行本数が減少することで、地域住民の移動手段が制限される可能性があります。
まちなか周遊バスの終了
さらに、長崎バスと県交通局が共同運行で長崎市中心部を巡っていた「まちなか周遊バス」は、この減便に伴い終了することが決定しました。このバスは観光客や市民の利便性を高める役割を果たしてきましたが、運転士不足の影響で継続が困難となった模様です。
持続可能な公共交通への取り組み
両事業者は、今回の減便について「今後も持続可能な公共交通網の構築に取り組む」と説明し、利用者や地域社会の理解を求めています。運転士不足は全国的な課題ですが、長崎県では特に深刻化しており、早急な対策が求められる状況です。公共交通の維持は、高齢化や人口減少が進む地域において、住民の生活を支える重要な要素であり、今後の対応が注目されます。



