小学校で金属棒が頭部直撃、元職員に後遺症 宮崎県と延岡市に賠償命令
小学校で金属棒が頭部直撃、元職員に後遺症 賠償命令

小学校での金属棒事故、元職員に後遺症 宮崎県と延岡市に賠償命令

宮崎県延岡市立の小学校で発生した事故をめぐり、元職員が県と市に損害賠償を求めた訴訟で、宮崎地裁延岡支部は県と市に計約1180万円の賠償を命じる判決を言い渡した。判決は2026年2月20日付で、市は不服として控訴を準備している。

事故の経緯と後遺症の詳細

元職員は、特別支援学級の児童の日常生活や学習を補助する学習活動支援員として勤務していた2020年1月、同学級内で児童が持っていた金属製の棒が頭部に直撃し、負傷した。この事故により、元職員は難聴などの症状を訴え、医師から「右外リンパ瘻」と診断された。元職員は国家賠償法などに基づき、約4000万円の損害賠償を求めて訴訟を提起していた。

裁判所の判断と注意義務違反の認定

和田将紀裁判長は判決で、特別支援学級の担任教諭には、児童が棒を使って他者に危害を加えることを予測し、学級内の安全を確保するための注意義務があると指摘。教諭がこの義務を怠ったとして、注意義務違反を認定した。県と市側が「事故を予測できなかった」と主張した点については退け、事故後の症状経過から、事故と右外リンパ瘻との因果関係も認めた。

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今後の展開と控訴の動き

延岡市は判決を不服として、福岡高裁宮崎支部に控訴する方針を示している。また、宮崎県も控訴に向けた関連議案を県議会に提出しており、今後の裁判の行方が注目される。この判決は、教育現場での安全対策の重要性を改めて浮き彫りにする事例となった。

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