都立高校教諭殺害事件から29年、遺族の切なる願い
千葉市で発生した東京都立高校教諭の強盗殺人事件は、未解決のまま29年という長い歳月が過ぎ去りました。事件の被害者である内村民夫さん(当時60歳)は、自宅で凶悪な犯行に遭い、その真相は今も闇の中です。
遺族の決意とチラシ配布活動
2026年2月13日、千葉県警察の捜査員とボランティアが、事件現場に近いJR都賀駅でチラシを配布し、情報提供を呼びかけました。この活動は、昨年85歳で亡くなった内村さんの妻・和代さんの遺志を受け継ぎ、「両親の無念を晴らしたい」という遺族の切実な願いから実施されたものです。
長女の落合修子さん(59歳)は、昨年他の長期未解決事件で容疑者が逮捕されたことを受け、「犯人に出てきてほしい」と語り、事件解決への期待を表明しています。29年間、真相が明らかにならないまま時間が経過する中で、遺族の苦しみは深まるばかりです。
事件の概要と経過
事件は1997年2月8日に発生しました。内村さん宅に侵入し室内を物色していた人物と、帰宅した内村さんが鉢合わせになり、内村さんは胸を刃物で刺されて殺害されたと見られています。この残忍な犯行から四半世紀以上が経過しているにもかかわらず、犯人は依然として特定されていません。
千葉県警察は現在も捜査を継続しており、情報提供を千葉東署(電話043-233-0110)で受け付けています。事件解決のためには、当時の状況を覚えている方や何らかの情報を持っている方の協力が不可欠です。
社会へのメッセージ
この事件は、単なる統計上の数字ではなく、家族を突然奪われた遺族の悲しみと無念が29年間も続いている生々しい現実を映し出しています。遺族は、両親の無念を晴らすため、そして事件の真相を明らかにするため、今日も活動を続けています。
社会全体がこのような未解決事件に関心を持ち、少しでも多くの情報が集まることで、事件解決への道筋が見えてくるかもしれません。遺族の切なる願いが、一日も早く実現することを願わずにはいられません。