宮城県議が飲酒運転疑いで辞職 赤信号で居眠り後続車通報で発覚
宮城県議が飲酒運転疑いで辞職 赤信号で居眠り

宮城県議が飲酒運転疑いで辞職 赤信号で居眠り後続車通報で発覚

宮城県議会の渡辺重益議員(48)=亘理選挙区=が13日、飲酒運転の疑いで警察から事情聴取を受けたことを明らかにし、議員辞職した。渡辺氏は自民党・県民会議に所属し、警察本部などを所管する文教警察委員会の副委員長を務めていた2期目の議員であった。

辞職願を提出し記者会見で謝罪

渡辺氏はこの日、議会休会中であったため佐々木幸士議長宛てに辞職願を提出し、許可を得た。その後、議会内で記者会見を開き、「公職にある者として法令を遵守し県民の模範となるべき立場にありながら、このような行為に及び、弁解の余地がありません」と深く謝罪した。所属会派の自民党・県民会議の横山隆光会長も同席し、事態の重さを強調した。

飲酒後の居眠り運転で後続車が通報

渡辺氏らの説明によると、事件は以下の経緯で発生した。

  • 9日午後6時ごろから同11時半ごろまで、仙台市内の飲食店やスナックなど計3軒でビール、日本酒、ウイスキーを飲酒。
  • 翌10日午前1時50分ごろ、議会庁舎に駐車していた自家用車を運転し、市中心部を走る国道286号(東二番丁通)を走行。
  • 仙台中央署前の交差点で赤信号に停止したまま居眠りを始め、午後2時20分ごろに後続車両の関係者から通報を受けた警察官に起こされる。
  • 任意で事情聴取を受け、呼気検査の結果、飲酒運転に該当するアルコール濃度が検出されたと指摘された。

渡辺氏は、震災に関する視察で訪れた県外の地方議員ら十数人との懇親会に出席した後、解散後に別のスナックに1人で立ち寄ったと説明。家族に迎えを依頼したが連絡がつかず、「駐車場などで休んだ後に車で自宅に向かった」と述べている。

政治的信頼失墜と今後の影響

この事件は、警察関連の委員会で要職を務めていた議員による飲酒運転という点で、特に大きな衝撃を与えている。渡辺氏の辞職により、宮城県議会では補欠選挙の実施が検討される見込みだ。また、自民党・県民会議では内部規律の再点検が迫られることになる。

飲酒運転は重大な交通違反であり、公職者の不祥事として県民の信頼を大きく損なう行為である。今回の事例は、政治家の倫理観と法令遵守の重要性を改めて問いかけるものとなった。