インターネット広告などを手がけ、東京証券取引所グロース市場に上場するバリュークリエーションは11日までに、2018年度から2025年度までの8年間にわたり、総額で約16億円の売上高を過大に計上していたと発表した。同社は、KDDIの傘下企業で発覚した架空の循環取引に関連して、KDDI側から999億円の入金があったことも明らかにした。
調査委員会の報告書を公表
バリュークリエーションは、外部の弁護士などで構成する調査委員会の報告書を8日に公表した。報告書によると、同社は2018年からKDDI傘下のジー・プラン(東京都)と広告代理事業で取引を開始。ジー・プランの当時の社員が指定した広告代理店に対して業務を発注し、仲介料などを得ていた。2025年にKDDI側が不正調査を開始したことで、一連の架空取引が発覚した。
社員に不正認識はなし
調査委員会の聞き取りなどの結果、バリュークリエーションの社員には不正の認識はなかったと結論づけられた。同社は再発防止策を講じるとともに、今後の業績への影響を精査している。



